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低身長症外来を開始しました

尼崎市立花駅前の「にしな内科」で糖尿病内科や内分泌疾患を担当している院長のにしな内科です。

このたび患者様からのご要望もあり、兼ねてより準備しておりました低身長症のお子様を対象とした専門外来を開始します。

それにあたりご挨拶と医療コラムを書かせて頂きましたので、よろしければ最後までご覧になってください。

「身長が低いのは体質? それとも病気?」

―低身長はご本人やご家族の不安につながりやすいテーマです。一般的には内分泌性の病気(成長ホルモン分泌不全や思春期早発症など)による低身長で保険適応となるお子様はごく限られており、ほとんどが体質性低身長といって、特に病気がなくとも「身長が低め」ということになります。

当院では、成長曲線の丁寧な評価と最新エビデンスに基づく検査・治療で、原因の見極めと適切な対応を行います。

低身長症とは?

同年代・同性の平均より著しく身長が低い状態を指し、一般に身長SD -2D以下(およそ同級生の下位2.3%)や、1年間の身長の伸び(成長速度)が低い場合に疑います。大きく分けて

  • 体質性低身長(家族性低身長・思春期遅発型):生まれつき背が低め/思春期の開始が遅く、最終身長は遺伝の範囲に収まるタイプ。
  • 病気による低身長:成長ホルモン分泌不全、甲状腺機能低下症、慢性疾患・栄養障害、染色体や骨系統の異常など。
    があり、原因により対応が異なります

どんな方が治療対象か?

まずは成長曲線(母子手帳・学校健診)で過去の伸びを確認し、骨年齢、血液検査(IGF-1、甲状腺)、X線などで評価します。

  • 体質性低身長:経過観察が基本。思春期が遅いタイプでは、自然に追いつくことが多い一方、学年差の見た目・心理面の支援が大切です。
  • 病気による低身長:原因治療を優先。代表的には、成長ホルモン(GH)治療甲状腺ホルモン補充、栄養・基礎疾患の是正など。思春期の進みが速すぎる場合は性腺抑制療法を併用することがあります。
    背が低い”よりも“伸びが止まってきた”サインが重要です。早期評価が将来の身長とQOLに直結します。

保険適応や自費だった場合の費用

保険適応となる代表例に、成長ホルモン分泌不全、ターナー症候群、慢性腎疾患に伴う成長障害、在胎不当小(SGA)での成長不良、SHOX欠損症 などがあります(詳細は個別判定)。

薬剤は毎日製剤または週1回製剤が選択肢で、体重と用量で薬価が変動します。自己負担は保険負担割合に加え、高額療養費制度や公的助成(小児慢性など)の対象でさらに軽減されることがあります。

一方、保険外(自費)で実施する場合は、初診・検査費用+薬剤費+指導管理料などを合算し、月あたり数万円〜十数万円相当と幅があります。適応可否・費用・助成制度は個別にご説明します。

さいごに

低身長は「体質で心配いらないケース」と「治療で伸びしろを引き出せるケース」があります。

成長曲線の確認と早めの専門評価が何より大切です。気になるときは、遠慮なくご相談ください。最終身長だけでなく、学校生活・自己肯定感・将来設計まで含め、患者さんとご家族に寄り添ってサポートします。

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