予防接種について

予防接種は、重篤な疾患の発症および重症化予防に役立つ重要な手段です。病気の予防は、個人の健康を守るだけでなく、治療にかかるコストや時間を削減できるといったメリットがあります。何よりも周囲への感染リスクを最小限に抑えられます。感染症から個人とその家族、さらには社会全体の健康を守るために、当院では積極的に予防接種の受診を推奨しています。
料金表
価格一覧(税込) | |
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インフルエンザワクチン | 1,500円(定期接種対象者)注4) 3,300円(上記以外の方) ※当院公式LINEアカウントをお友達登録して頂いた方は2,800円 |
肺炎球菌ワクチン(23価) ニューモバックス® | 4,400円(尼崎市在住5歳刻み定期接種対象年齢の方) 7,700円(上記以外の方) |
肺炎球菌ワクチン(13価) 注1)プレペナー® | 13,200円 |
帯状疱疹ワクチン 水痘ワクチン(生ワクチン) 帯状疱疹ワクチン シングリックス®(不活化ワクチン) 注2) |
8,800円 22,000円 |
風疹ワクチン 注3) | 6,600円 |
麻疹ワクチン | 6,600円 |
麻疹風疹混合ワクチン(MRワクチン) | 9,900円 |
ムンプス(おたふく)ワクチン | 6,600円 |
B型肝炎ワクチン | 6,600円 |
新型コロナウィルスワクチン | 3,260円(定期接種対象者)注4) 上記以外の方は16,500円 |
その他のワクチンについては個別でお問い合わせください。
注1)肺炎球菌ワクチン(23価) ニューモバックス®と併用することでより予防効果が高まることが知られています。接種スケジュールについては予めお問い合わせ下さい。
注2)従来の「水痘ワクチン(生ワクチン)」は帯状疱疹になる確率をおよそ半減できるのに対して、新しい帯状疱疹ワクチンのシングリックス(不活化ワクチン)は5年間の発症リスクを約10%に減らすとされ予防効果が高いです。ただし、従来の生ワクチンと比較しシングリックスの費用は高くなります。また水痘ワクチンは1回接種ですが、シングリックスは通常は2月間隔をあけて合計2回接種が必要になります。
注3)事前に風疹抗体検査 4000円+税で抗体価の確認が必要になります。尼崎市から送付されたクーポン券(定期予防接種対象者のみ)を持参頂ければ無料(公費)で抗体検査、抗体価が低かった場合に麻疹風疹混合ワクチン接種を受けることができます。
注4)尼崎市、阪神間6市1町(西宮市・芦屋市・伊丹市・宝塚市・川西市・三田市・猪名川町)、大阪市在住の年齢65歳以上、もしくは60歳~64歳で心、腎、呼吸機能、HIVによる免疫に障害を有する身体障害者手帳1級を所持する者(定期接種)
新型コロナウィルスワクチンについて
対象者の方
- 12歳以上で接種希望される方(当院では12歳未満の接種対象者については実施しておりません。)
使用ワクチン・
接種スケジュール
使用ワクチン
ファイザー社製(コミナティ オミクロンJN.1系統 )
接種スケジュール
2024年10月~2025年1月まで
予約方法
窓口予約
直接ご来院いただいて、1ヶ月先までの予約が可能です。
予約のキャンセルについて
ワクチンの人数は厳密に定められているため、直前にキャンセルされた場合破棄することになります。原則的に予約後のキャンセルはできません。やむを得ずキャンセルや予定変更については1週間以上前にご連絡をお願い致します。
接種当日の持ち物
- 健康保険証
- 診察券
(受診歴のある方)
注意点
- 肩の出しやすい服でお越しください。
- 過去にアナフィラキシーを含む重度のアレルギー症状を起こしたことがある方は30分間の待機をお願い致します。
- ワクチンを受けた当日は運動や飲酒は控えてください。
- 翌日以降に注射部位の痛みや疲労感、発熱などの副反応が出ることが予想されます。
- 通常は数日以内に回復しますが、事前に翌日以降のスケジュール調整に留意ください。
よくあるご質問
インフルエンザワクチンと同時に接種することはできますか?
インフルエンザワクチンと同時に接種することは可能です。
持病がある方は、ワクチンを受けられますか?
高血圧、糖尿病、喘息、心不全などの持病があってもワクチンは接種できます。
むしろ新型コロナウィルスに感染するリスク、感染した場合の重症化リスクは持病がない方よりもリスクは高く、ワクチンを優先して接種すべき対象となっています。
参考:厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A
新型コロナウィルスに感染したことがあってもワクチンは接種した方がよいか?またワクチン接種は可能か?
すでに一度感染した方でもワクチン接種は可能です。ただし感染後は接種まで一定期間をあけた方が望ましいと考えられます。明確な根拠は乏しいですが米国CDCの見解では以下の通りです。
- 隔離を中止するための基準が満たされるまでは延期する必要がある。
- 再感染のリスクは感染後最初の数ヶ月は低く、免疫力の低下により時間とともに増加する可能性があることから、直近で感染した人は必要に応じてワクチン接種を遅らせることが選択できる。
- モノクローナル抗体の治療を受けた場合、治療から少なくとも90日以降にワクチン接種を推奨される。
妊娠、授乳、妊娠計画中でも接種可能か?
可能です。
日本産婦人科感染症学会・産婦人科学会からは、「感染リスクが高い医療従事者、重症化リスクがある可能性がある肥満や糖尿病など基礎疾患を合併している方はワクチン接種を考慮する」と提言されています。昨年3月に米国CDCより妊婦への安全性を検証した臨床試験の結果から、流産などを含む妊娠特有の問題の発生率にコロナウィルス流行前と比較し大きな差異はなかったと発表されています。また授乳中女性では特に懸念される事項はなく、海外でも接種対象とされ多くの方で実施されているようです。