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2022.08.24ペットボトル症候群をご存知ですか?

こんにちは。新型コロナウィルス感染症が大流行していますが、体調は崩されておりませんでしょうか。

8月も終わりに近づいているものの、厳しい残暑が続いていますね。

暑いとつい、冷たいジュースが欲しくなったり、汗をたくさんかくからと言ってスポーツドリンクを飲んだりしてはいませんか?

今日は、清涼飲料水の注意点について書こうと思います。

ジュースやスポーツドリンクなどの清涼飲料水に含まれる糖質は、ごはんやパンに含まれる糖質よりも吸収が速く血糖値が急上昇します。また、高血糖のときには喉が渇きます。

暑い!ジュースを飲む→血糖値上昇→喉が渇く→ジュースを飲む→血糖値上昇・・・

この悪循環が高血糖を招き、血液中にケトン体が異常に増え、ひどい場合は意識がなくなり昏睡状態になることも。このような状態をペットボトル症候群といいます。

こんな大変な事態を引き起こさないために、水分補給は糖質を含まないお茶やお水などで行い、暑い日も上手に血糖コントロールしましょう。

糖尿病の患者さんで、「外で長時間作業し、汗をたくさんかくのでスポーツドリンクを飲んで熱中症の予防をしたい」という場合は、経口補水液より糖質の少ない経口補水液がおすすめ。

スポーツドリンク500mlで糖質23.5gなのに対し、経口補水液は500mlで12.5gです。

スティックシュガー1本糖質3gなので、なんと4本分も差があります。

市販品には「栄養成分表示」の記載が義務付けられていますので、

血糖コントロールが必要な方は確認する癖をつけてみましょう。

どんな商品に多いのか少ないのか、わかってくると思います。

飲料から摂る糖質の量  【スティックシュガー1本 糖質3g エネルギー12kcal】

(参考)糖尿病ネットワーク