12月22日は冬至です
はじめまして。にしな内科・糖尿病内分泌クリニックの管理栄養士です。
当院では、糖尿病や高血圧症などの生活習慣病の方や、肥満治療を行う方へ栄養指導を行っております。栄養やお食事で気になることがある方、食事療法がうまくいかない方はいつでもご相談くださいね。
11月も終盤、もうすぐ2021年最後の月になりますね。12月はクリスマスや年末年始などで美味しいお食事を召し上がる機会が増えるかと思いますが、食べ過ぎには注意して楽しい時間をお過ごしください。
今日は12月の行事「冬至」について書こうと思います。今年の冬至は12月22日です。1年でいちばん昼間が短く夜の長い日で、昔から冬至の日にかぼちゃを食べるとかぜをひかないといわれています。また、柚子湯につかると、その冬はかぜをひかず、無病息災で過ごすことができるとも。
かぼちゃといえばハロウィンや冬至など秋冬にかけて食べる印象ですが、夏が旬の野菜です。冬至の日に食べるのは、農閑散期に長期保存できるかぼちゃで栄養を摂ろうという先人の知恵だったようです。
かぼちゃは、皮も食すことができ、緑黄色野菜に分類されます。むくみ解消に役立つカリウムや、抗酸化作用をもつビタミンEやビタミンAが豊富で、かぼちゃの鮮やかなオレンジ色は、体内でビタミンAに変換されるβカロテンによるものです。
しかし!そんな栄養豊富なかぼちゃですが、糖質とカロリーが比較的多い野菜です。
<100gあたり>
かぼちゃ (4切程度) カロリー:91kcal 糖質:17.1g
ほかの野菜と比較すると、
キャベツ カロリー:23kcal 糖質:3.4g
ほうれん草 カロリー:20kcal 糖質:0.3g
トマト カロリー:19kcal 糖質:3.7g
ほかの野菜と比べても、エネルギーと糖質が多いことがわかります。
糖尿病を治療されている方は、かぼちゃを食べる際は、いつもよりごはんを軽めにして上手に血糖コントロールしてくださいね。
それでは、だんだん寒くなってきましたので、あたたかくしてお過ごしください。