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医療コラム
ドクターブログ
肝硬変とは?症状が出る前から合併症を予防することが重要です
尼崎市立花駅前のにしな内科で、消化器内科・内視鏡診療を担当している副院長の鍋嶋克敏です。
肝硬変は、肝臓の炎症や障害が長期間続いて線維化が進み、肝臓が硬くなった状態です。「末期」という印象を持たれがちですが、早期〜進行期まで幅があり、症状が出る前から管理することで合併症を予防し、生活の質を保つことができます。

肝硬変はなぜ起きる?(主な原因)
- B型/C型肝炎
- アルコール性肝障害
- 脂肪肝関連(MASLD/MAFLD)
- 自己免疫性肝炎 など
原因治療(ウイルス治療、禁酒、体重管理など)が可能な場合はそこが基本です。
典型的な症状の流れ
初期は無症状のことも多い一方、進行すると
- むくみ、腹水
- 黄疸、かゆみ
- 出血しやすい(あざができやすい)
- 筋力低下、食欲低下
などが出ることがあります。さらに食道静脈瘤、肝性脳症などの合併症が問題になります。
受診の目安(危険サイン)
- 腹部膨満(腹水が疑われる)
- 吐血/黒い便(静脈瘤出血など)
- 意識がぼんやりする、昼夜逆転(肝性脳症疑い)
- 黄疸が強い
このような場合は早急な対応が必要です。
当院で行う評価・検査
- 血液検査(肝機能、凝固能、栄養状態など)
- 腹部エコー(肝形態、腹水、腫瘤の有無)
- 必要に応じて内視鏡(静脈瘤評価)
目的は、合併症予防と肝がんサーベイランスを含めた継続管理です。
治療の基本
- 原因治療(禁酒、体重管理、ウイルス治療連携)
- 腹水・むくみ:食事指導、利尿薬など
- 栄養療法(筋量低下の予防)
- 静脈瘤などは専門的治療へ連携
状態に応じて最適化します。
よくある質問(FAQ)
Q1:症状がないなら通院不要?
A:症状がない時こそ合併症予防と監視が重要です。
Q2:肝硬変は治りますか?
A:原因治療で改善する例もありますが、基本は進行抑制と合併症予防です。
Q3:肝がんの検査は必要?
A:肝硬変ではリスクが上がるため定期的な評価が重要です。
まとめ
肝硬変は「症状が出る前の管理」が鍵です。原因治療と合併症予防のため、継続的に状態を確認していきましょう。
にしな内科(立花駅前)
消化器内科・内視鏡診療
副院長 鍋嶋 克敏
にしな内科
JR神戸線立花駅を下車、駅直結の徒歩1分、雨にぬれずに来院できます。アクセス良好につき、尼崎市、神戸市、西宮市、芦屋市、伊丹市、大阪市など各方面からも多くの患者様にご来院頂いております。
副院長:鍋嶋 克敏 医師紹介