COLUMN
医療コラム
お尻の悩み・恥ずかしさを解消!大腸カメラ検査のリアルな手順
尼崎市のにしな内科です。
「お尻を見せるのが恥ずかしい」「下剤でトイレが心配」「痛いのでは?」——大腸カメラをためらう理由として、とても多い声です。ですが実際の検査は、恥ずかしさへの配慮や安全管理を前提に設計されています。今回は「当日の流れ」を具体的にお伝えし、不安を少しでも減らすことを目的にまとめます。

そもそも“大腸カメラでお尻を見せる時間”は長い?
結論から言うと、必要最小限です。検査中は基本的に体を覆うように配慮し、体位交換などもスタッフが声かけしながら行います。医療者側は日常的に行う検査であり、見た目を評価する場ではありません。「恥ずかしさ」は自然な感情ですが、検査の妨げにならないように最大限配慮します。
大腸カメラ当日のリアルな手順(流れ)
※下剤の種類や時間は、当院の説明書に従ってください。ここでは一般的な流れを示します。
① 前日〜当日朝:食事と水分
前日は低残渣食(腸に残りにくい食事)を意識します。当日は検査時間によって絶食や軽食の可否が変わります。水分は脱水予防のため、指示範囲でしっかり摂ります。
② 下剤(前処置)開始:いちばん不安が多いポイント
下剤を飲むと、数回〜複数回の排便があります。ここでの不安は「間に合う?」「お尻が痛くなる?」の2点が多いです。
よくある対策
- 早めにトイレへ(我慢しない)
- お尻がヒリヒリする方は、トイレットペーパーよりぬるま湯洗浄やウェットが楽なことがあります
- 皮膚刺激が強い方は、ワセリンなどの保護が有効な場合があります
- 寒気や気分不良があれば、無理せず相談
便の色が透明〜薄い黄色に近づくほど、腸がきれいになって検査精度が上がります。
③ 来院・受付:体調チェックと最終確認
来院後は、体調(ふらつき、吐き気、腹痛など)や、下剤の効き具合を確認します。必要に応じて追加の対応を検討します。
④ 検査着へ着替え:恥ずかしさを減らす工夫
検査着に着替え、プライバシーに配慮した導線で検査室へ案内します。施設によっては、下半身を覆うような仕様の検査着を用います。検査中も露出が最小になるように進めます。
⑤ 鎮静(希望・適応がある場合):多くの方で「かなり楽」に受けられます
鎮静(眠くなる薬)を使用すると、検査中のつらさが大きく軽減される方が多く、結果として「寝ている間に終わったように感じる」「ほとんど記憶がない」とおっしゃることもあります。痛みや緊張が心配で検査を先延ばしにしている方には、有力な選択肢です。
安全管理(モニター監視)のもとで行い、当日の運転不可など注意点は事前にご案内します。
⑥ いよいよ検査:実際はどう進む?
検査は左側を下にして寝た体位から始まることが多いです。カメラは腸の中を観察しながら進め、必要に応じて体位を少し変えます。
検査中は「痛い」を我慢するより、早めに伝えることが大切です。空気で張る感じが気になる場合もありますが、状況により調整します。
⑦ ポリープがあればその場で切除することも可能
病変があれば、組織検査(生検)やポリープ切除を検討します(大きさ・形・抗血栓薬など条件によります)。早期に治療できることが大腸カメラの大きなメリットです。
⑧ 検査後:休憩と結果説明
鎮静を使用した場合は回復室で休憩します。結果は画像を見ながら説明し、必要があれば病理結果の説明や今後の計画(次回検査の時期など)をご案内します。
「恥ずかしい」以外によくある心配
痔があっても検査できる?
多くの場合可能です。痛みが強い、出血が多い場合は事前に伝えてください。
下剤がつらい/吐き気が出る
飲み方の工夫や種類の調整が必要なことがあります。無理せず相談してください。
検査が怖い
怖さの正体は「未知」です。手順を知るだけで不安が軽くなる方が多いので、気になる点は事前に遠慮なく確認してください。
よくある質問(FAQ)
Q1:検査中、周りから見られませんか?
A:プライバシーに配慮し、必要最小限の露出で進めます。スタッフも声かけしながら進行します。
Q2:痛みはありますか?
A:個人差があります。不安が強い方には鎮静を含めて相談します。鎮静(眠くなる薬)を使用すると、検査中のつらさが大きく軽減される方が多く、結果として「寝ている間に終わったように感じる」「ほとんど記憶がない」とおっしゃることもあります。
Q3:どれくらい時間がかかる?
A:検査自体は通常それほど長くありません。処置内容によって変わりますが、15-20分程度が目安です。前処置や検査後の休憩を含めると時間に余裕を見てください(詳細は当院案内に従ってください)。
まとめ
大腸カメラは「恥ずかしい検査」というイメージが先行しがちですが、実際にはプライバシー配慮と安全管理のもと、必要最小限の露出で進めます。不安の多い下剤や痛みへの対策も含め、事前に知っておくと安心です。血便、便潜血陽性、便通異常がある方は、早めにご相談ください。
にしな内科(尼崎市立花駅前)
消化器内科・内視鏡診療
副院長 鍋嶋 克敏
にしな内科
JR神戸線立花駅を下車、駅直結の徒歩1分、雨にぬれずに来院できます。アクセス良好につき、尼崎市、神戸市、西宮市、芦屋市、伊丹市、大阪市など各方面からも多くの患者様にご来院頂いております。
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副院長:鍋嶋 克敏 医師紹介
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ドクターズファイル(院長・副院長の独自取材)
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