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【右上腹部の痛みは胆石のサイン?】胆のう結石症の原因と気をつけたい症状
尼崎市立花駅前の にしな内科 で、消化器内科・内視鏡診療(胃カメラ・大腸カメラ)を担当している副院長の鍋嶋克敏 です。
「右上腹部がズキッと痛む」「脂っこいものを食べた後に不快感が続く」
このような相談が年々増えています。
代表的な原因のひとつが 胆のう結石症(胆石症) です。
胆石は自覚症状がないことも多い一方で、発作を起こすと強い痛みや炎症につながることがあり、早めの評価が安心につながります。

胆のう結石症(胆石症)とは?
胆石症とは、胆のうや胆管に石(結石)ができる病気です。胆汁の流れが滞ることで石が作られ、特に コレステロール結石 が日本では増えています。
胆石の種類
- コレステロール結石(最も多い)
- ビリルビン結石
- 混合石
「検診のエコーで偶然見つかった」という方も少なくありません。
症状の特徴(胆石発作)
胆石があるだけでは無症状ですが、胆汁の通り道に石が引っかかると特徴的な症状が出ます。
- 右上腹部やみぞおちの強い痛み
- 背中・右肩に広がる痛み
- 脂っこい食事後の不快感
- 吐き気
- 発熱
- 皮膚が黄色くなる(黄疸)
痛み・発熱・黄疸がそろう場合は 胆管炎の可能性があり、緊急性が高まります。
胆石ができやすい人は?
胆石症には特徴的なリスク因子があります。
- 40歳以上
- 脂っこい料理が好き
- 肥満・体重増加
- 女性(ホルモンの影響)
- 糖尿病・脂質異常症
- 急激なダイエット
- 妊娠
胆汁が停滞しやすい生活習慣や体調が影響します。
検査(まずは腹部エコーが基本)
胆石症の診断には以下の検査を行います。
- 腹部超音波検査(エコー):胆石診断の第一選択
- 血液検査:炎症、肝機能、胆道系酵素
- CT/MRCP:胆管結石の評価に有用
エコーは体への負担が少なく、胆のうの状態を詳しく確認できるため最もよく行われる検査です。
治療方法
患者さんの状態に応じて治療を選択します。
無症状の胆石
必ずしも治療は不要で、経過観察となります。
症状がある胆石
繰り返す痛み・胆のう炎がある場合は、腹腔鏡手術による胆のう摘出が標準治療になります。
内服治療
一部のコレステロール結石に胆石溶解薬が有効なこともありますが、適応は限られます。
生活でできる予防
- 脂質のとりすぎに注意
- 規則正しい食習慣
- 十分な水分摂取
- 適度な運動
- 適正体重の維持
胆石症は生活習慣病とも深く関わります。
当院でも胆石症の診断・フォローが可能です
当院では、
- 腹部エコーによる胆石の確認
- 肝機能・炎症の血液検査
- 痛みのコントロールや生活指導
- 専門医療機関への連携
まで一貫して対応しております。
「胆石かどうかをまず知りたい」という段階の方でも、どうぞお気軽にご相談ください。
にしな内科(立花駅前)
消化器内科・内視鏡診療
副院長 鍋嶋 克敏