COLUMN
医療コラム
便潜血陽性と言われたら 〜その意味と次にすべきこと〜
尼崎市立花駅前のにしな内科で、消化器内科・内視鏡(胃カメラ・大腸カメラ)診療を担当している副院長の鍋嶋克敏です。
当院では、便潜血陽性を指摘された方や、健康診断で再検査が必要と言われた方のご相談を多く受けています。
「便潜血陽性」と言われると、「出血?」「がんでは?」と不安になる方も少なくありません。
今回は、便潜血陽性の意味と、次に受けるべき検査についてわかりやすくお話しします。

便潜血検査とは
便潜血検査は、便の中に目に見えないほどの微量な血液が混じっていないかを調べる検査で主に大腸がんやポリープなどの出血を早期に見つける目的で行われます。
現在は2日法で行われることが多く、2回のうち1回でも陽性の場合は「便潜血陽性」と判定されます。
つまり、どちらか1日でも便に血液が混じっていれば「陽性」となるため、大腸内視鏡検査(大腸カメラ)での精密検査を受けることが推奨されます。
陽性=がんではない
「陽性」と聞くと「がんかもしれない」と思われるかもしれませんが、実際に大腸がんが見つかるのは約5〜10%程度とされています。
多くは、良性のポリープや痔による出血など、がん以外の原因によるものです。
ただし、便潜血陽性を放置してしまうと、早期がんを見逃すリスクがあります。
出血の原因を特定するには、大腸内視鏡検査(大腸カメラ)が必要です。
大腸カメラでわかること
大腸カメラでは、大腸全体を直接観察できるため、ポリープや炎症、がんの有無を正確に確認できます。
また、見つかったポリープはその場で切除(ポリープ切除)することも可能です。
当院では、鎮静を使った苦痛の少ない大腸カメラを行っており、「怖い」、「痛そう」と感じる方でも安心して受けていただけます。
検査後は、リカバリールームでゆっくり休んでからご帰宅いただけます。
放置せず、早めの受診を
「痔だから大丈夫」と自己判断して放置するのは危険です。
大腸がんは初期症状がほとんどないため、便潜血陽性が唯一のサインであることもあります。
便潜血が陽性になった時点で、是非一度当院までご相談ください。
まとめ
- 便潜血陽性は「出血のサイン」
- 痔・ポリープ・大腸がんなど、原因はさまざま
- 正確な診断には大腸カメラ検査が必要
- 放置せず、早めの受診を
にしな内科では、便潜血陽性で来院された方に、症状や既往歴を丁寧にお伺いし、最適な検査時期・方法をご提案しています。
「検査が不安」「準備が大変そう」など、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。
地域の皆さまの安心と健康を守る内視鏡クリニックとして、私たちはこれからもわかりやすく丁寧な診療を心がけてまいります。
にしな内科(立花駅前)
消化器内科・内視鏡診療
副院長 鍋嶋 克敏